ホワイトカラー・エグゼンプション

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ホワイトカラー・エグゼンプション
ヨーロッパの
ホワイトカラー・エグゼンプション
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ヨーロッパのホワイトカラー・エグゼンプション

ヨーロッパにもホワイトカラー・エグゼンプションと同じような制度がありますが、EUの規定によって、1労働日のうち11時間は連続して休養をとることになっており、実際の労働時間は長くても13時間未満になります。また、パートタイムとフルタイムの労働者を賃金などによって区別することも禁じられています。その他にも各国ごとにホワイトカラー・エグゼンプションに関して、細かく規定されています。

イギリスのホワイトカラー・エグゼンプション

イギリスのホワイトカラー・エグゼンプションには3つの種類があります。

幹部管理職(Managing Executive)もしくは自主決定権限を有する労働者

事業経営の指導的地位にある労働者で、職責上休憩や休日の際も法規制を越えて活動しなければならない労働者が該当します。

労働時間規則法第20条第2項に係る労働者

通常の労働時間のほかに、あらかじめ決定されている、又は労働者自身によって決定できない労働時間がある者で、特別な活動をしている労働者が該当します。

その他

ホワイトカラーに限定されない労働者で、個別的にオプ・アウト(エグゼンプト)を使用者との間に書面で交わし、法定労働時間の規制を受けない労働者が該当します。

いずれの労働者も斡旋・調停・仲裁局(エーカスACAS)によって監視されていて、特にオプ・アウトは欧州委員会から「自由意志での同意を担保していない」と批判されています。

ドイツのホワイトカラー・エグゼンプション

ドイツの給与体系は労働協約により大まかに4つに区分されます現業労働者、協約対象の協約職員、協約対象外の協約外職員、管理的職員です。このうちドイツのホワイトカラー・エグゼンプションは管理的職員と協約外職員の2つの種類があります。

管理的職員

事務所組織法第5条第3項に規定する管理的職員で、部下の採用及び解雇に関する権限があり、かつ包括的代理権か業務代理権のある者です。または、上記以外で企業の存続と発展にとって重要な職責にあるか、特別な経験と知識が必要とされる仕事に従事する者で、自己裁量によって職務を遂行する権限がある者とされています。また、年収を基準に考えると社会保障の算定基準となる平均報酬の3倍(約800万円)を超える額を対象としています。

協約外職員

管理職員と協約職員の中間に位置し、労働協約の適用を受けない労働者で、労働時間法や事業所組織法の適用は受けますが、労働協約上、労働時間の規制は受けない労働者です。一般的に高度な資格を有し、協約の最高賃金を超える年俸を得ていて、自己の裁量によって労働時間や業務の管理を行ないます。

ドイツでは高度な学歴を積むには25年以上掛かりその他に、兵役が2年あるので27歳以上で社会に出ることになります。更に博士号や修士号を取る場合には30歳で社会に出ることもあり、より効率的な企業構造が必要とされ、且つ構築されています。

フランスのホワイトカラー・エグゼンプション

フランスでは従来、学業と職業は別々の教育・訓練を行なってきましたが、最近ではバカロレア(大学入学資格)の門戸を広くし、より多くの学生がバカロレアの取得ができるような方向になってきました。バカロレアには普通バカロレア、技術バカロレア、職業バカロレアからスタートし、グランゼコール免状まで3段階の職能が付くシステムになっています。フランスのホワイトカラー・エグゼンプションの対象は基本的に1つです。

経営幹部職員

労働時間に関する独立性と自立性の高い決定権限、雇用先での最も高い水準の報酬、いずれの条件も満たした労働者がホワイトカラー・エグゼンプションの対象となります。つまりグランゼコール級の職能が求められます。ちなみにフランスではエグゼンプトをカードル制と呼びます。