ホワイトカラー・エグゼンプション

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ホワイトカラー・エグゼンプション
メタルカラー
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メタルカラーとその他のカラー

メタルカラーとは究極のブルーカラーのことです。メタルカラー以外にもそれぞれの国によって様々なカラーがあるようです。グレーカラーやゴールドカラーなど、それぞれの国の事情と、カラーについて考えます。

メタルカラー

「メタルカラーの時代」や、「プロジェクトX」で紹介される、物作りのスペシャリストたちをメタルカラー(鋼の襟)と呼びます。メタルカラーの特徴は、誰にも真似できない技術の開発、粘り強い研究心、妥協を許さない努力、名誉や報酬にこだわらず物作りに没頭する姿勢、24時間体制の仕事人間、などが挙げられます。彼らこそホワイトカラー・エグゼンプションに最適な人材です。もちろん適正な報酬を与えられることは言うまでもありません。

メタルカラーの有名処

下町のエジソンこと岡野工業(株)は独自の革新的な技術で有名です。携帯電話用のリチウムバッテリーケースや、痛くない注射針は、あまりにも有名で、「トイレ貸して下さ〜い」といいながら技術を盗もうとする人が後をたたないそうです。東大阪にあるフジキンではスペースシャトルに使うバルブを作っています。新潟の小林研業ではiPod裏面の鏡面加工をしています。青森県のテフコでは時計の文字盤製作で世界シェア95%です。物作りの国日本もまだまだ頑張っています。

グレーカラー

日本では販売職に就く人たちをグレーカラーと呼ぶのが一般的ですが(あまり知られてはいないようですが)、ホワイトカラーとブルーカラーの中間の仕事をする人たちをグレーカラーと呼んでいる人もいます。ホワイトカラーとブルーカラーの中間の仕事とはどんな仕事でしょう? たとえば携帯電話の生産ラインで、実際に組み立てている人はブルーカラーです。しかし、作業の指示をする人やラインの管理をする人はブルーカラーでしょうか? 私は違うと思います。この、現場で指示や管理をする人をグレーカラーと呼ぶのでしょう。また、外食産業やファーストフード店の従業員はどうでしょう? やはりこの人たちもグレーカラーに当てはまると思います。日本版ホワイトカラー・エグゼンプションには、このグレーカラーの人たちの位置づけがはっきりと示されていません。

中国のグレーカラー

中国では上海での技術者の人手不足が深刻なようです。そんな中、製品開発と技術部門の両方を担当する人材が現れました。この人たちをグレーカラーと呼び、貴重な人材として高待遇で扱われており、国をあげてグレーカラーの人材育成に励んでいます。

ゴールドカラー

アメリカのシンクタンクによると、ホワイトカラーの更に上にいる知的労働者を、ゴールドカラーと呼ぶようです。アメリカではブルーカラーの労働力がホワイトカラーへ、ホワイトカラーの一部がゴールドカラーへと、労働力の再編が進んでいるようです。トヨタのサンアントニオ工場ではブルーカラーの人手不足が深刻な問題になっています。ゴールドカラーは企業の重要な知的資源として、天然資源に続いて重要な位置づけになっています。では、ゴールドカラーとはどんな人が、どんな仕事をしているのでしょうか? ゴールドカラーの学歴はおおむね大学院卒でMBAを取得しており、修士課程や博士課程卒業者が多数を占めています。仕事の内容も複雑で専門性が高く、効率だけでは推し量れない分野、例えば基礎科学の研究開発(R&D)であったり、証券会社のストラテジストであったりと多岐にわたっています。このゴールドカラー層は当然ホワイトカラー・エグゼンプションになっていて、報酬も年収45000ドルから65000ドルとなっています。ゴールドカラーの最も特徴的なところは、仕事に対するモチベーションの違いです。彼らは、仕事がしたくてしたくてたまらないのです。寝る時間も惜しいくらいの勢いで、朝からモーレツに仕事に向かいます。彼らはおそらく仕事を仕事だと思っていないのでしょう、自分の好きなことが仕事として成立しているのです。うらやましい限りです。